まいど、GOBYです。
今回はタイから話題がずれます。記事を書いてから読者の方の趣向と合わないかと思い、ずっと寝かせていましたが、化石になる前に投稿致します。
先日、友人が中国でメイン使用する銀行を変更するという事で、銀行口座開設の手続きに同行してきました。
友人は3年中国に赴任しておりますが中国語はほとんどしゃべれません。私のつたない中国語で何とか通訳して口座開設に到りましたが、私が銀行口座を開設した約7年程前と比べると非常に厳しくなっておりましたので実録として記録致します。
今回口座開設を試みたのは中国銀行という中国の主要銀行の一つです。
7年前に口座開設をする際に必要だった資料は
①パスポート(渡航履歴がわかる物)
なんと、これだけでした。中国は意外と金融に関しては外国人に対して門戸が開かれていましたね。管理が雑だっただけかもしれませんが(^_^;)
当時は出張で中国に来る機会が多かったので「銀行口座が有ったら便利かな」くらいの軽い気持ちでしたが、現地の総務担当に銀行へ同行して頂き、私の気持ち以上に軽く銀行口座が開設出来た事を覚えております。
友人も以前の口座開設は容易だったとの事ですので今回は二人とも言語の障害を克服できれば余裕だろうとパスポートだけ持参して いざ口座開設!と陽気に挑みましたが、何と窓口の男性から「NO!」
窓口の方曰く、
①パスポート(渡航履歴がわかる物)
②VISA(友人は就業用のZ-VISAです)
③就業証明
④居住証明
⑤社会保険カード(納税確認)
が必要だとの事。
丁寧に必要資料を紙に書いてくれました。
私も友人も以前の口座開設があまりに簡単だった事もあり若干抵抗しましたが、丁寧に以前との差を説明された上で「理解して下さい」と。
日本品質か!というくらい丁寧に理論武装されたので我々も「わかりました」と言ってその場を引き下がりました。
厳しくなっていった理由としては 中国の闇銀行の運営悪化、電子決済との紐付、口座開設後のコミュニケーション、等々だそうです。
まさかの門前払いに有ってしまいましたが、よくよくネットで調べてみると言われた通り、中国での銀行口座開設はかなり厳しくなっているようです。と言うより以前が緩すぎたようです。
思い返せば、私は2年前に香港で銀行口座を開設した際も事前情報収集を疎かにした結果、上手くいきませんでした。反省を活かせない男です。
友人は会社より就業証明や居留証明(アパートの契約書で代用しました)を入手し後日リベンジしましたが、必要書類がそろっていればあっと言う間に処理は完了しました。
口座開設の書類記入は日本人でしたら何の不自由も無く記入する事が出来るかと思いますし、間違っている部分は窓口の方が丁寧に教えてくれました。
注意事項は、サインする際の使用言語くらいです。何度かサインが必要になりますがサインをどの言語でしたかが他の金融関係(ネットバンクや電子決済 等々)との紐付時に重要になります。漢字なのか、簡体字なのか、英語スペルなのか(大文字、小文字含む)ですね。
実は友人の口座開設と同時に私のパスポート番号の更新をして頂きましたが、同様に就業証明の提出が必要でした。私も日を改めて申請を完了しております。
因みに中国の銀行はまだまだ定期預金金利が高く、年利4.5%程度で有れば探せばすぐに見つかります。使用予定が無い貯金が有る方で中国が苦手でない方はレートが良い時期に人民元預金も良いかもしれません。
総括
中国の口座開設は数年前に比べてかなり厳しくなっています。今後も厳しくなる事は有っても緩くなる事は無いと思いますので口座開設時はしっかり事前確認する事をお勧めいたします。
まとめ
銀行口座を持つとお金は無くても色んなことをしたくなるのが面白いですね。